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今日、放送の「ジャラシック・パーク」のトリビア

この作品で登場する恐竜は、遺伝子工学で蘇ったものです。僕は大学院で分子遺伝学を修めました。
その遺伝子工学の具体的内容ですが、恐竜の血を吸った蚊が琥珀となり保存されており、その琥珀から恐竜のDNAを取り出して繋ぎ合わせ、足りない部分はカエルのDNAを使って現代に蘇らせるのですが、この”カエルの”前までの部分は、僕から見て十分リアリティがあり、ありうる話かもしれません。ただ、蚊は恐竜以外にも血を吸っているだろうし、そこから恐竜の血液のDNAだけを判別するのは非常に困難であると思われます。
また、DNAのほとんどは意味がありません。無意味な暗号の羅列です。人間の場合でもDNAの約1%が遺伝子(細胞に必要なたんぱく質の設計図)であるとされています。
そのことを考慮に入れても、カエルのDNAを使って、あんなに完璧な恐竜は蘇らないでしょう。
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テレビ東京系列で今日、放送される「未知との遭遇」のトリビア

スピルバーグ監督の「未知との遭遇」にヌーベル・バーグ(フランス語で新しい波)の旗手フランソワ・トリュフォー監督が、出演しています。後にトリュフォー監督は、“映画監督とは、俳優にもっと尊敬されているものだと思っていた”と回顧しています。どうも役者の控え室で、スピルバーグ監督がかなり辛辣に批判されていたらしいです。

ヌーベル・バーグ
カイエ・ド・シネマで映画を痛烈に批評していた人達が、それまでのセット撮影から街に出て手持ちカメラなどで今までにない身近な題材、撮影法で映画を撮り始めた運動。代表的な監督は、「大人はわかってくれない」などの前述のフランソワ・トリュフォー監督、「勝手にしゃがれ」「気狂いピエロ」などのジャン・リュック・ゴダール監督、「死刑台のエレベーター」のルイ・マル監督が挙げられる。

ジャン・リュック・ゴダール監督は、一時期の映画監督を目指す人たちや映画マニアのカリスマアイドルであった。

これに対して日本の松竹に在籍していた大島渚、篠田正浩、吉田喜重監督らが、それまでの松竹の人情路線に真っ向から反対の反体制や戦後の若者の苛立ちを映像化した一連の運動を松竹ヌーベルバーグと呼ぶ。石原都知事が“ニューウェーブ”とは言わず“ヌーベルバーグ”という言葉をよく使うのは、石原都知事が以前「狂った果実」などの作品に原作者としてかかわった経緯があるからである。

松竹ヌーベルバーグと仏ヌーベルバーグの大きな違いは、松竹の場合、松竹の撮影システムで学んだ東大卒などエリートの監督によってもたらせたのに対して、仏の場合、映画は数多く観て研究していたが、それまで映画の撮り方などを全く知らない監督によってもたらされた違いがある。

非常におしい「アイ、ロボット」

アイ,ロボット 特別編
アイ,ロボット 特別編

ロボット工学の第一人者が自分が勤めているオフィスから墜落し死亡します。飛び降り自殺として片付けられようとする中、ウィル・スミス刑事のみが、ロボットによる殺人として疑いを持ちます。しかし、映画の中の世界はロボットは人間に危害を加えてはならないなどのロボット三原則が厳しく定められ、その原則が守られたロボットのみが生産されています。そのため、ウィル・スミスの上司は全くウィル・スミスの言うことに取り合いません。ウィル・スミスは過去にロボットがいかにもロボットらしい判断したエピソードがあり、そのことからロボットに憎しみに近い感情を抱いています。これは他の皆がロボットを便利で従順な存在と捉えている中で際立ちます。

「オーシャンズ12」ではなく「オーシャンズ11」を

オーシャンズ11 特別版
オーシャンズ11 特別版

「オーシャンズ12」がDVDの新作として出ますが、見る本見る本、評判が悪いです。それよりもシナトラファミリー総出演の「オーシャンと11人の仲間たち」をリメイクした「オーシャンズ11」をお薦めします。
服役していたジョージ・クルーニーが出所後、難攻不落と呼ばれるカジノからブラッド・ピットらそれぞれのスペシャリストが集まって大金を強奪します。全体にシャレていて面白い映画となっています。監督は、スティーブン・ソダバーグです。他に「ソラリス」「トラフィック」などを撮っています。ソダバーグだからだといって、ジョージ・クルーニーを中心に他にアンディ・ガルシア、マット・ディモンやジュリア・ロバーツが色を添えています。中堅どころのスターが集まっていますが、皆、他の作品のギャラと比べて非常に低いギャラでOKしたそうです。
大勢のスターが出演していますが、それぞれのキャラクターの特徴や役割をキチンと捉えています。
また、この作品の中でブラット・ピットが食事をしながらのシーンが多いのは、ブラット・ピットが他の作品も抱えており非常に忙しく食事をする時間もなかったからだそうです。

深夜枠(関西限定)なんてもったいないもう一人の黒沢「CURE」について

これはサイコサスペンスの話です。同一犯ではない連続猟奇殺人が萩原聖人演ずる記憶喪失の男の暗示によって起こります。これを追い詰めていくのが役所光司演ずる刑事です。役所光司の妻は精神を病んでいます。心理学者の協力を得て萩原聖人を追い詰めていくのですが、役所光司と萩原聖人と長台詞の対決シーンの演技合戦が見ものです。この作品は「FBI心理捜査官」のロバート・ケスラーだっけ、が推薦のコメントを送っていますが、あまりよく知られているとはいえません。が、「羊たちの沈黙」の流れを汲みますが、また違った上質のサイコサスペンスとなっています。黒澤監督は、これ以前は哀川翔主演の上質のやくざVシネマを撮っていたのですが、この作品で世界に認められ、“もう一人の黒沢”として知られるようになりました。ハリウッドがこの作品のリメイク権を獲得しています。
ラストは意味深で、どう解釈するかは皆さんの自由です。

CURE キュア
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