9日、ヴェネチア国際映画祭で毎年恒例の栄誉金獅子賞が、宮崎駿監督(64)に授与された。この賞は長年良質の作品を作り、映画界に貢献していることを称えられた映画人にのみ贈られる名誉ある賞で、「西洋的範ちゅうに入り切らない創造力」が受賞理由。過去の受賞者には、オスカー受賞者でもあるクリント・イーストウッド(75)などの巨匠たちが名を連ねているが、アニメの監督では初めて受賞となる。
また、この日は“宮崎デー”とされ、「風の谷のナウシカ」「紅の豚」「On Your Mark」の3作品が上映され、宮崎監督の受賞会見が開かれた。宮崎監督はトロフィーを高々と掲げて写真撮影に応じたり、「これからも観客が喜ぶような映画を作り続けたい!」と上機嫌でコメント。今回の受賞を心から喜んでいる様子だった。
昨年は「ハウルの動く城」がコンペティション部門で正式上映され、スタジオジブリにはオゼッラ・ドゥオロ賞が授与されたばかり。そして今回の受賞により、ヴェネチア国際映画祭には宮崎監督はなくてはならない存在となったと言える。
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