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東野圭吾原作、藤木直人主演「宿命」

宿命
宿命
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同名タイトルの東野圭吾原作「宿命」は、読んでいます。
感想は、まあまあだったと思いますが、この映画を観る頃には、登場人物についてと、おおまかな荒筋とラストシーンしか覚えていませんでした。

ただ、この映画に登場する実験の目的が映画と原作では違っていたような気がします。

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もうすぐ発売の「ローレライ」について

この映画は映画館で観て来ました。福井晴敏の原作「終戦のローライ」をその時既に読んでました。だから、この映画の肝のソナーの秘密兵器に関しては、既に知ってました。これから観る人は、ビックリするか納得できない人もいるかもしれませんが、僕は結局アレでよかったのだと思ってます。
映画と原作は、映画監督と原作者が一緒にアイデアを出し合い、そこからそれぞれ膨らましています。したがって、映画と原作では微妙に違う部分があります。

ローレライ スタンダード・エディション
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今月の小島秀夫氏おすすめの映画「ヴィタール」

今月、小島氏が取り上げた映画は、「ヴィタール」。
「鉄男」の塚本晋也が監督・脚本・プロデューサー・撮影監督・美術・編集を兼任しています。このことを取り上げ、小島監督は自分の作品の全てにかかわれない現状に引き比べて塚本監督を羨ましいと述べています。

ストーリーは、交通事故で浅野忠信が全ての記憶を失ってしまいます。解剖書に興味を抱いた浅野忠信は、医学部に進学します。そして、解剖実習をとして、それまで生きていくことに希薄だった浅野忠信は、生きていくことへの実感を得ます。

小島監督は、昨今の生きていることへの希薄さを大きく取り上げ、その現状を大いに嘆いていました。この映画の中でも恋人に振られ簡単に自殺してしまう教官や、その恋人が浅野忠信のことを好きになるのですが、付き合っている最中に、お互いの首を絞め合い、簡単に死のうとする場面が何度か登場します。
小島監督は、この映画をそんな現状からの生の再生を謳いあげた映画だと感想を述べておられましたが、僕は正直、そこまで感動できませんでした。
が、「鉄男」など非常にマニアックな世界から、エロスを描いた「六月の蛇」や今作など塚本晋也監督は新たな世界へチャレンジしようとしているなあとは感じました。

ヴィタール スタンダード・エディション
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トグサ的評価:★★☆☆☆

「KT」韓流の時代の前に~

この映画は、「冬のソナタ」などで韓流ブームがきている時代の2002年に製作されております。
監督は赤井秀和の初主演映画「どついたるねん」でデビューした後、幾つかのボクシング映画や将棋の話、「顔」など一風変わったテーマを撮り続けた阪本順二監督です。今月末、公開される「亡国のイージス」の前評判もいいです。
脚本は、全共闘世代で「映画芸術」の編集長でもある荒井晴彦です。評論の文章は、小難しいですが、脚本を書かせるとヒネリを利かせて面白い脚本を書く脚本家でもあります。代表作に「Wの悲劇」があります。この作品は、「シュリ」「JSA」などの韓国のポリティカルサスペンスに触発されて書いたそうです。
物語は、80年代日本で起きた金大中(全韓国大統領で、この映画当時は野党の有力者であった)事件を題材に、事件の裏に自衛官が暗躍していたのではないかという解釈のもと、話が進みます。
冒頭で、原田芳雄扮する新聞記者がタクシーで三島由紀夫が決起した事件の舞台に向かうところから始ります。そのタクシーで流れる三島由紀夫が決起を呼びかけている様子を、おそらくその当時のラジオニュースが、観客を自然にその当時の時代に引き寄せます。
佐藤浩一扮する自衛官が三島由紀夫が割腹自殺した部屋の裏の廊下に、そっと花を手向けます。ちょうど現場に着いた原田芳雄が、それを目撃します。
後で、原田芳雄扮するジャーナリストが佐藤浩一にその真意を確かめますが、その時、原田芳雄が言う「天皇に裏切られ、共産党に裏切られ・・・」というセリフは、新左翼であった脚本家荒井晴彦の面目躍如でありましょう。ただし、脚本にあった政治的な部分を阪本順二監督にかなり薄められ娯楽色を強くされたことに対して、荒井晴彦氏は、「映画芸術」等でかなり怒りをぶちまけているようでしたが。
物語は、命を受け佐藤浩一が自衛官を辞職し、当時の韓国の与党の配下の人達KCIAと連携を組み、金大中氏の関係者を監視したり、日本での金大中の動きを捕らえようとします。そして、佐藤浩一らグループが金大中を亡き者にしようとします。
この金大中を誘拐しようとする一日が、刻一刻と描かれ、非常に緊迫感を与えます。
ラストは、この事件を知っている人通りです。
金大中氏を警護する政府関係者として、筒井道隆が久方振りに画面に登場しますが、いつもの少しなよなよとした所は一切見られず、緊迫した様子を好演しています。
この映画全体に非常に緊迫したムードが作られ、現代の日本でも政治的映画を撮れる事を証明して見せたのではないでしょうか?韓国側の関係者として出演した俳優たちも現実の現代韓国の政治的事情によって出演をためらわせるものがあったそうです。そのことも、この映画の緊迫感に一役買っていると思われます。この緊迫感は本場韓国の政治三部作完結編の「二重スパイ」にも相通ずるものがあります。

KT 特別版
KT 特別版

本物の金大中氏もこの映画を観て、「多分、こういうふうだったのだろう」と言う感想を述べておられます。
僕は、金大中事件をほとんど知らないのですが、知らない方が楽しめたと思います。映画館で観ましたが年齢層は若干高かったですが、結構沢山の人が観に来ていました。

評価:★★★★☆

原作と映画の危険な関係「レディ・ジョーカー」

レディ・ジョーカー
レディ・ジョーカー

原作は高村薫で同じ題名「レディ・ジョーカー」です。これは、グリコ森永事件にヒントを得た作品です。大手のビール会社の社長が誘拐され、ビールを人質にお金を要求されるというものです。ほとんど原作どおりに製作されています。渡哲也が犯人グループの主犯格です。

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