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松竹ヌーベルバーグについて

以前、掲載したように松竹ヌーベルバーグとは、それまで松竹の伝統としてあった人情の機微を描いた(今でも寅さんとかで山田洋次が受け継いでいますが)松竹映画と大きく異なる映画を指します。
本家フランスヌーベルバーグと大きく異なるのは、仏では素人同然の批評家達が街にカメラを持って撮影したのに対して、日本の場合は、松竹に入社しており、助監督として務めていた人達が、行き詰まり等を感じていたプロデューサーらによってデビューしております。
代表的な監督は、大島渚、篠田正浩、吉田喜重(ヨシダキジュウ)です。
いずれも1960年頃にデビューしています。
その頃の代表的な作品に、大島渚「青春残酷物語」篠田正浩「乾いた花」吉田喜重「戒厳令」があります。
青春残酷物語
青春残酷物語
乾いた花
乾いた花
戒厳令
戒厳令
吉田喜重全集[68-73]性と政治の季節
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ヌーベルバーグについてより詳しく ゴダール編

勝手にしやがれ
勝手にしやがれ

アクセス解析によって、ヌーベルバーグについてより詳しい情報を求めている人が幾人かいることを知り、僕の知っている範囲でより詳しい情報を解説したいと思いました。

前にも書きましたが本家ヌーベルバーグは、60年代のフランスで起こりました。それまでカイエ・ド・シネマ誌等でその当時の映画を痛烈に批評していた(反面、ルノワールなどのその当時より古い映画は誉めていたと思います)連中が、大挙して、それまでの撮影所仕込の映画の題材、撮影法にとらわれない新しい形で映画を撮り出した運動を総評してヌーベルバーグ(フランス語で“新しい波”という意味です)といいます。




今日、放送の「ジャラシック・パーク」のトリビア

この作品で登場する恐竜は、遺伝子工学で蘇ったものです。僕は大学院で分子遺伝学を修めました。
その遺伝子工学の具体的内容ですが、恐竜の血を吸った蚊が琥珀となり保存されており、その琥珀から恐竜のDNAを取り出して繋ぎ合わせ、足りない部分はカエルのDNAを使って現代に蘇らせるのですが、この”カエルの”前までの部分は、僕から見て十分リアリティがあり、ありうる話かもしれません。ただ、蚊は恐竜以外にも血を吸っているだろうし、そこから恐竜の血液のDNAだけを判別するのは非常に困難であると思われます。
また、DNAのほとんどは意味がありません。無意味な暗号の羅列です。人間の場合でもDNAの約1%が遺伝子(細胞に必要なたんぱく質の設計図)であるとされています。
そのことを考慮に入れても、カエルのDNAを使って、あんなに完璧な恐竜は蘇らないでしょう。

テレビ東京系列で今日、放送される「未知との遭遇」のトリビア

スピルバーグ監督の「未知との遭遇」にヌーベル・バーグ(フランス語で新しい波)の旗手フランソワ・トリュフォー監督が、出演しています。後にトリュフォー監督は、“映画監督とは、俳優にもっと尊敬されているものだと思っていた”と回顧しています。どうも役者の控え室で、スピルバーグ監督がかなり辛辣に批判されていたらしいです。

ヌーベル・バーグ
カイエ・ド・シネマで映画を痛烈に批評していた人達が、それまでのセット撮影から街に出て手持ちカメラなどで今までにない身近な題材、撮影法で映画を撮り始めた運動。代表的な監督は、「大人はわかってくれない」などの前述のフランソワ・トリュフォー監督、「勝手にしゃがれ」「気狂いピエロ」などのジャン・リュック・ゴダール監督、「死刑台のエレベーター」のルイ・マル監督が挙げられる。

ジャン・リュック・ゴダール監督は、一時期の映画監督を目指す人たちや映画マニアのカリスマアイドルであった。

これに対して日本の松竹に在籍していた大島渚、篠田正浩、吉田喜重監督らが、それまでの松竹の人情路線に真っ向から反対の反体制や戦後の若者の苛立ちを映像化した一連の運動を松竹ヌーベルバーグと呼ぶ。石原都知事が“ニューウェーブ”とは言わず“ヌーベルバーグ”という言葉をよく使うのは、石原都知事が以前「狂った果実」などの作品に原作者としてかかわった経緯があるからである。

松竹ヌーベルバーグと仏ヌーベルバーグの大きな違いは、松竹の場合、松竹の撮影システムで学んだ東大卒などエリートの監督によってもたらせたのに対して、仏の場合、映画は数多く観て研究していたが、それまで映画の撮り方などを全く知らない監督によってもたらされた違いがある。

今日、放送の「スターウォーズ」の元ネタって

隠し砦の三悪人
隠し砦の三悪人

今日、放送される「スターウォーズ」の監督ジョージ・ルーカスは、学生時代に黒澤映画をよく観ていたのは有名です。自分の大学に融資しスタジオを作ったときにも黒澤明の名前を付けています。さて「スターウォーズ」ですが3POとR2D2って、よくケンカしてますよね。あれは黒澤監督の「隠し砦の三悪人」の中の設定をそのまま引用したものです。また、ハリソンフォードの野暮ったいイメージも三船敏郎のイメージをを借りてきたものです。また、スクリーンセーバーで登場人物が戦うのも自分の映画の中でチャンバラをしたかったからだそうです。
これは、映画ファンの中では有名な話です。また、ジョージ・ルーカスは「スタウォーズ」のグッズのライセンス権を獲得したため、膨大な利益を得ることができ、アメリカで有数の資産家となること出来ました。なお「スターウォーズ」のストーリー自体は、オリジナルです。
「隠し砦の三悪人」自体は、黒澤作品の中では駄作とは言わないまでも、あまり面白い作品ではありません。

追記:”ジャダイの復讐”のジャダイとは時代劇の“時代”がそう聞こえて、そこから撮ったそうです。

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