コーエン兄弟の「ミラーズ・クロッシング」から大ファンになったガブリエル・バーンとケビン・スペーシーが出演している隠れたサスペンスの定番「ユージュアル・サスペクツ」。サスペンスとは、いかに観客をだますかです。この映画を観て騙されて下さい。最後に予想もできない大どんでん返しがあります。
監督は、新人のブライアン・シンガー。
ユージュアル・サスペクツストーリーカリフォルニアの埠頭で、20数名の死者を出し、9100万ドルと大量のコカインと一緒にある船が爆発します。この爆発で生き残ったのは、たった2人。重傷の乗組員と奇跡的にも無傷で生き残ったギャング団の一味、ケビン・スペイシー。
物語は、このケビン・スペイシーを関税官が尋問することによって話が展開していきます。ケビン・スペイシーの話によると、そもそもはある強奪事件で容疑者(常連の容疑者:題名の意味)として集められたことに始まり、ここで気の合った5人は、ギャング団を結成します。5人は、それぞれスペシャリストで元汚職警官のガブリエル・バーンがリーダー格だったと言います。
ギャング団は、ある事件に関連して、ギャング達に非常に恐れられている“カイザー・ゾゼ”の逆鱗に触れたところから話が急転していきます。このカイザー・ゾゼは、噂には聞いているがその姿を見た物がいないという神格化されたギャングです。
弁護士のコバヤシを通じてカイザー・ゾゼから仕事を依頼され、しぶしぶ前述の埠頭に行くと、カイザー・ゾゼから聞いていた話と違って、冒頭のような結果となったケビン・スペーシーは語るのだが、そしてスペーシーはカイザー・ゾゼの事を非常に恐れており、爆発事件で行方不明のままになっているガブリエル・バーンこそがカイザー・ゾゼの正体ではないかと言うのであるが。はたして・・・・・
トグサ的評価:★★★★☆
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